デンマーク語学校に再登録するときのテストと自腹で通う場合の費用【体験談】

デンマーク語学校に再登録するときのテストと自腹で通う場合の費用【体験談】

デンマーク語学校を一時帰国前に途中で辞めた経緯

2025年の年末、私はデンマーク語学校DU3のモジュール1を修了し、無事に合格しました。そのままモジュール2に進みたい気持ちはありましたが、自分自身のビザや今後の滞在予定を考えると、モジュール2を修了する前に一度日本へ帰国する必要がありました。そのため、モジュール1のみを修了した状態でデンマークを出国することになりました。

2026年になり、再びデンマークに戻ってきたタイミングで、あらためて語学学校に登録し、モジュール2から学習を再開しようと考えました。今回は、実際に再登録の手続きをしてみてわかった面接とテストの内容、そして今回は自腹(自費)で通うことになった理由についてもまとめます。

デンマーク語学校に再登録する前に知っておきたいこと

CPRナンバーと無料デンマーク語学習の期間

デンマークでは、CPRナンバーを取得してから5年間、デンマーク語の授業を無料で受けられる権利があります。この5年間のうちに、実際に授業を受けられる期間の上限が定められている点には注意が必要です。ただし、この5年間の枠内に入っていても、無料で授業を受けられない場合があります。次の章で、私が今回まさにこのケースに当てはまり、自腹で通うことになった経緯を紹介します。

初めてデンマーク語を学ぶ方は下記の記事を参考にしてみてください。

学校を変えても再登録できる

今回あらためて知ったこととして、前回通っていた語学学校と同じ学校に戻らなくても問題ないという点があります。私は以前「UCplus」という語学学校に通っていましたが、今回は「スピーク(Speak)」という別の語学学校に申し込みました。
ただし、途中の学年(モジュール)から再開したい場合は、後述するテストに合格する必要があります。

半年以内ならテストなしで進級できるという話も

友人からは、「学校を卒業してから半年以内であれば、テストを受けずにそのままモジュール1からモジュール2に上がれる」という話を聞いていました。
実際にデンマークの公的な規定でも、モジュールテストに一部合格した状態は合格から6か月間有効とされており、これを過ぎると試験をやり直す必要があるという趣旨のルールがあります。私の場合は前回のモジュール修了から半年以上が経過していたため、今回はテストを受けることになりました。

※ 具体的な適用条件は状況によって異なる可能性があるため、あくまで目安として捉えてください

今回は自腹(自費)で通うことにした理由

ここからは、今回の再登録が無料にならず、自腹で通うことになった私自身の状況についてお話しします。同じような状況に当てはまる人は決して少なくないと思うので、参考になればうれしいです。

ツーリストビザからファミリーリユニフィケーション(家族呼び寄せ)を申請中の状態

CPRナンバーは、一度発行されると生涯変わらない番号です。そのため、過去にデンマークに住んでいたことがある人は、CPRナンバー自体はすでに持っています。ただし、そのナンバーが「アクティブ」になっているとは限りません。住民登録がされていない期間は、番号はあるけれど使えない、いわば休眠(ディアクティブ)状態になります。

私は今回、ツーリストビザでデンマークに入国したあと、ファミリーリユニフィケーション( family reunification 、日本でいう配偶者ビザに近いパートナービザ)を申請しました。
申請中は、結果が出るまでデンマークに合法的に滞在できるというルールがあります。ただし合法的に滞在はできても、その間はCPRナンバーがアクティブになりません。

CPRナンバーがアクティブでないと、次のようなことが起こります。

  • マイイエローカード(健康保険証)が発行されない
  • デンマークで銀行口座が作れない
  • 銀行口座がないため、モバイルペイ(MobilePay)も使えない

デンマークに住んだことがある人ならわかると思いますが、これは生活の中でかなり不便を感じる状況です(泣)

コミューンと語学学校に確認して分かったこと

この状態でデンマーク語学校に無料で通えるのかどうか、コミューンや語学学校に何度も問い合わせて確認しました。担当の方に自分のケースを詳しく見てもらった結果、次のように説明を受けました。

CPRナンバーがアクティブになっておらず、コミューンに住民登録ができていない、つまりビザ結果待ちのステータスの場合は、たとえCPRナンバー取得から5年間の無料期間内に入っていたとしても、コミューンから補助を受けて無料でデンマーク語を学ぶことはできません。(そしてその時間分の学べる期間は帰ってきません)

言われてみればごもっともな話で、私自身も納得はしています。現在ファミリーリユニフィケーションのビザは最大10ヶ月待ちになっており、暇を持て余して家に引きこもるのも違うと思い、今回は自分でお金を払ってデンマーク語学校に通うことにしました。

※ビザの種類やコミューンによって運用が異なる可能性があるため、同じ状況にある人は自分のケースについて必ずコミューンや学校に直接確認してください

今回かかった費用と、自腹で通うことにした考え方

今回私が通うのはDU3のモジュール2で、学校はスピーク(Speak)です。テストなどすべて込みの金額で、2026年現在5,595デンマーク・クローネでした。4ヶ月程度通うことになり14万円弱くらいです。

この金額を高いと感じるか安いと感じるかは、人によって違うと思います。
私自身は、日本に一時帰国していたときにデンマーク語の講座をいろいろ調べてみたのですが、お金を払ってでもデンマークで学んだ方が、日本でデンマーク語を学ぶよりも安く済むと感じました。それに、次のような点も、自腹で通う価値があると思った理由です。

  • 新しい土地に引っ越してきて、新しく知り合いを増やせる場になる
  • 自分が住んでいるアパートから出るきっかけになる
  • 特にこれから冬に向けて日照時間が短くなり、家にこもりがちな時期だからこそ、外に出る理由ができる

こうした点を踏まえると、私としては金銭的にそこまで無理をしているわけではないですし、余裕があるなら通ってみてもいいのではないかと思っています。

モジュール2まで進めて、ビザが出たらモジュール3を再開する予定

今回は、ビザの結果を待っている間にモジュール2を終わらせて、モジュール3に入る前でいったん止めようと考えています。そして、ビザが出てCPRナンバーがアクティブになってから、あらためてモジュール3を再開する予定です。

学校によって価格帯は異なる

今回はスピークで自費で通う場合の金額を例に挙げましたが、学校によって価格帯はそれぞれ異なります。ただし、コミューンのホームページにも「自費で通う場合はこれくらいの金額です」「週払いにするとこれくらいです」といった目安が案内として載っていることが多いので、法外に高額な金額を提示されるようなことは基本的にないと思います。

ただし、デンマーク語のコースを個人(ワンオンワン)のパーソナルプランで受ける場合は、当然ながら金額はかなり高くなる傾向があります。

デンマーク語学校の再登録で最初に行われる面接

デンマーク語学校の廊下

面接時間は経験の有無で変わる

今回申し込んだスピークでは、少しでもデンマーク語を学んだ経験がある人は1時間の面接、まったく学んだことがない人は30分の面談という案内でした。私は経験者にあたるため、1時間の面接を予約して学校へ向かいました。当日は学校の廊下で待機し、名前を呼ばれたら一対一で先生と話すという流れです。

面接で聞かれた内容

面接では、次のような内容を聞かれました。

  • なぜ今回デンマーク語学校に来たのか
  • どのタイミングでどの住所に住んでいるか
  • CPRナンバーは何か
  • なぜデンマーク語を学びたいのか
  • どれくらいのレベルまで身につけたいのか
  • これまでどのような仕事をしてきたか
  • 最終学歴はどこで何を学んだのか

想像していたよりも幅広い内容を聞かれ、正直少し驚きました。単なる事務手続きではなく、その人に合ったクラスやペースを見極めるための面接という印象を受けました。

デンマーク語学校の再登録テストで実施された4つの課題

面接の後に行われたのが、モジュール1と2のどちらから再開するかを判断するためのテストです。以前モジュール1を受けたときのテストは口頭のみでしたが、今回は口頭だけでなく、複数の形式の課題がありました。

1. リーディング(読解)問題

A4用紙が配られ、上半分に短い記事が書かれており、下半分にその記事についての質問が並んでいます。選択式ではなく、「なんとかさんはどこで働いていますか」といった質問に対して、単語ではなく文章で答える記述式のテストでした。

2. 接続詞の穴埋め問題

接続詞などの単語が10個ほど並んだ選択肢の箱があり、その下に3行程度の短い記事が印刷されています。記事中の空欄に、選択肢の中から適切な言葉を選んで書き込んでいく形式の問題でした。

3. ライティング(自己紹介文)

「Tell me about yourself(あなた自身について教えてください)」というお題でA4用紙が渡され、制限時間内(10分程度)に自己紹介文を書くという課題でした。家族のことや住んでいる場所など、書けるだけ書くように言われ、想像していたよりもボリュームのある内容を求められました。

4. スピーキング(写真を見て質問をつくる)

筆記課題が終わると先生が来て、スピーキングのテストが行われました。目の前に写真とタイトル(カテゴリー)が提示され、それについて自分から先生に質問をしたり、先生と会話をしたりする形式です。これは以前モジュール1のテストで経験したスピーキング課題と近い内容でした。

テスト結果とモジュール2への進級

テストの後、先生からその場でフィードバックがありました。モジュール1で学んだ内容の9割程度は覚えているという評価をもらい、間違えた部分についても、なぜ間違えたのかを説明してもらえました。
正直、この評価を聞くまでは少し不安だったのですが、結果的に問題なくモジュール2から学習を再開できることになり、ほっとしました。

まとめ:出国後もデンマーク語学校に再登録できる

学校のクラスルーム

デンマーク語の学習を途中で中断して一時帰国し、その後デンマークに戻ってくるというケースはそれほど多くないかもしれません。
ただ、CPRナンバー登録から5年間の無料学習期間内にデンマークへ戻ってくるのであれば、以前と同じ学校でなくても再登録は可能です。以前のモジュールを修了しているからといって、そのままモジュールを引き継げるわけではなく、続きから学びたい場合はテストに合格する必要があるという点は覚えておくとよいです。

また、私のようにビザの結果待ちでCPRナンバーがアクティブになっていない場合は、5年間の無料期間内であっても自腹で通うことになるケースがあるという点も、同じような状況にある人にはぜひ知っておいてほしいと思います。
初めてデンマーク語学校に申し込む場合の面接は、英語力や学習経験などを確認する他愛のない会話が中心なので、身構えすぎる必要はありません。

今回の体験が、同じような状況にある人の参考になればうれしいです。