フォルケホイスコーレに日本人は何人?2026年最新事情

フォルケホイスコーレに日本人は何人?

フォルケホイスコーレに日本人はどれくらいいる?結論を先に解説

デンマークのフォルケホイスコーレに通う日本人の数は、学校によって、そして同じ学校でもセメスターによって大きく異なります。日本人が10人前後在籍している学校もあれば、1人もいない学校も珍しくありません。全体で見ると、フォルケホイスコーレの生徒のなかで日本人はまだ少数派です。

「フォルケ 日本人」で検索している方の多くは、留学先で孤立しないか、日本人同士で固まってしまわないかといった不安を抱えていると思います。この記事では、学校数や生徒数の全体像、男女比の傾向、日本人の在籍状況の傾向、そして実際に現地で感じたことを踏まえて解説します。結論から言うと、日本人の人数は事前にある程度調べられても、直前まで正確には読めないというのが実情です。

デンマークのフォルケホイスコーレは何校ある?

デンマーク高等学校協会(FFD)の統計によると、デンマーク国内のフォルケホイスコーレは2023年時点で73校です。1980年代半ばには100校を超えていましたが、2000年代の統廃合を経て、現在は1918年当時とほぼ同水準の70校前後で推移しています。

生徒数については、2023年時点で女性が33,567人、男性が14,789人在籍しており、合計で約4万8千人です。これはデンマーク人だけでなく、世界各国からの留学生を含んだ数字です。

学校ごとに規模も特色も異なり、アートやスポーツ、哲学、福祉など特定の分野に特化した学校が多いのも特徴です。この学校数の多さと専門分野の幅広さが、日本人の在籍状況にもばらつきが出る理由のひとつになっています。

フォルケホイスコーレの生徒は女性が多い傾向にある

ホイスコーレの庭

2023年のデータを見ると、女性の生徒数は男性のほぼ倍にのぼります。全体の生徒に占める女性の割合が高いという傾向は、日本人留学生にも当てはまることが多いようです。他のフォルケホイスコーレに通っていた日本人の友人に話を聞いても、日本からの留学生は女性の方が多いという声をよく耳にします。

はっきりとした理由は分かっていません。社会人になったあとにキャリアを一度立ち止まって考えるという選択が、女性の方がしやすい環境にあるのではないかという見方もありますが、これはあくまで一つの見方であり、断定できるものではありません。
もちろん、女性が多い傾向にあるからといって、男性がフォルケホイスコーレに向いていないということはまったくありません。性別に関わらず、自分の学びたいことや過ごしたい環境を基準に学校を選ぶことが大切です。

学校ごとに日本人の人数は違う

ボードゲーム フォルケホイスコーレ

日本人が比較的多い学校の特徴

日本語ページを用意していたり、日本の留学エージェントが継続的に生徒を送り出している学校では、日本人が複数名在籍していることがあります。たとえばエグモントホイスコーレンでは、全体の生徒数219人のうち日本人留学生が約10人ほど在籍しているという情報があります(2026年5月時点)。

また、フュン島にあるノーフィンスホイスコーレ(Nordfyns Højskole)は、日本人によって創設された珍しいフォルケホイスコーレです。生徒数20〜40名程の小中規模校で、共通言語は英語、日本人在籍数は10人ほどとされ、日本人留学生の間ではよく知られた存在です。こうした学校は日本人にとって情報を得やすく、初めての留学でも安心感がある一方、日本人が想定より多く感じられる場合もあります。実際にNordfyns Højskoleに通った日本人の体験談は、30代社会人が10年のキャリアを手放してデンマークのフォルケホイスコーレへで詳しく紹介しています。

日本人がほとんどいない学校の特徴

一方で、地方にある小規模校や特定分野に特化した学校では、日本人が自分1人だけということも珍しくありません。デンマーク語での運営が中心で、英語でのサポートがほとんどない学校は、日本人がほぼいないと考えてよいでしょう。
仮にそうした学校に日本人が在籍していたとしても、デンマーク語でしっかりコミュニケーションが取れる状態で通っているケースがほとんどです。日本人比率が低い学校ほど、デンマーク語や英語でコミュニケーションを取る機会が増えるため、語学力を伸ばしたい人には向いています。

セメスターによって人数が大きく変わる

学校単位で「日本人が多い・少ない」という傾向はある程度つかめますが、実際の人数はセメスターごとに大きく変動します。国際生の受け入れ人数の調整や、その回の応募状況によって、同じ学校でも学期ごとに顔ぶれがまったく違うということが起こります。
日本人の在籍数を事前に完全に予測することは難しく、この読めなさをあらかじめ理解しておくことが大切です。

日本人だけで固まってしまうことへの注意

ノーフィンスホイスコーレのように日本人コミュニティとして安心できる学校を選びたい人が一定数いるのは自然なことです。ただし、海外留学に来ているにもかかわらず日本人同士でつるんでしまうという問題は、デンマークに限らず、どの国への留学でも起こり得ることです。
日本人が多い学校を選ぶ場合は、あえて別の国籍の生徒と積極的に関わる意識を持っておくと、留学の経験がより豊かなものになります。

実際にフォルケホイスコーレで感じたこと

私自身、フォルケホイスコーレの2校目を探していたとき、日本人の少なさを一つの基準にしていました。
見学に行ったタイミングでは日本人がちょうど3人だったので、これくらいなら少ないだろうと思って申し込みました。ところが実際に自分が通ったセメスターでは、日本人が8人近くまで増えていて、思っていたのとはかなり違う結果になりました。
さらに、その次のセメスターでは日本人が1人だけだったと聞いています。同じ学校でも、これほどセメスターによって人数が変わるということを身をもって経験しました。

ほかのフォルケホイスコーレ経験者の声は、フォルケホイスコーレ留学のリアル|大学生がデンマークで得た「広く浅く」の価値【体験談インタビュー】フォルケホイスコーレのメリット・デメリットまとめ|北欧留学のリアルな体験談でも紹介しています。

日本人が少ない環境で得られるメリット

  • デンマーク語や英語で会話する機会が自然と増えます
  • 多国籍の生徒と生活をともにすることで、価値観の違いに触れられます
  • 「日本人代表」として自国の文化を紹介する場面が増え、自己理解が深まります
  • 日本人同士で固まらず、現地の生活習慣に馴染みやすくなります

日本人の少なさが不安な場合の準備方法

オーデンセの街並み

事前に学校の在籍者情報を調べる

気になる学校がある場合は、公式サイトやSNS、学校説明会などで過去の日本人在籍状況を確認しておくと安心材料になります。IFASのようなプラットフォームでは、学校ごとの特徴や日本語対応状況をまとめて調べることができます。ただし、前述の通り人数はセメスターによって変わるため、調べた情報を過信しすぎないことも大切です。渡航前の準備全般については、フォルケに行く前に知っておきたかったこと|費用・ビザ・生活の注意点まとめもあわせて参考にしてください。

英語コースの有無を必ず確認する

フォルケホイスコーレの多くはデンマーク語が中心の授業ですが、英語での授業やコースを用意している学校も一定数あります。基本的に、日本人がまったくいない学校を避けたい場合は、英語でのサポートがある学校を選ぶのが現実的です。

ただし、学校によっては用意されているコース全体のうち、英語でサポートされているのはごく一部だけというケースもあります。たとえば全体で10クラスあるうち、英語対応のクラスは3クラスだけということも珍しくありません。自分の学びたい分野が学べて、なおかつ英語のサポートが十分にあるかどうかは、事前に過去にその学校へ行ったことがある人などに確認しておくと安心です。

語学力を最低限そろえておく

日本人がいない環境でも困らないよう、基本的な英語でのコミュニケーション力を身につけておくことをおすすめします。フォルケホイスコーレの多くはデンマーク語が中心ですが、英語での授業やコースを用意している学校も一定数あります。

支援団体やOB・OGのコミュニティを頼る

IFASなど日本人向けの支援団体は、学校選びの相談だけでなく、渡航前後のサポートも行っています。過去に留学した日本人のOB・OGコミュニティに参加できると、現地での不安を事前に解消しやすくなります。

フォルケホイスコーレの日本人比率まとめ

フォルケホイスコーレに在籍する日本人の数は、学校によって、そしてセメスターによっても大きく変わり、全体としてはまだ少数派です。生徒全体では女性の割合が高く、日本人留学生も女性が多い傾向にありますが、これは男性が向いていないという意味ではありません。

日本人が多い学校を選べば情報や安心感を得やすい一方で、日本人同士で固まりすぎないようにする意識も必要です。少ない学校を選べば語学力や異文化理解を伸ばす機会が増えますが、英語サポートの有無は事前に必ず確認しておく必要があります。

日本人の在籍状況が気になる場合は、事前にIFASなどの支援団体や学校の公式情報を確認したうえで、セメスターによって結果が変わる可能性も理解した状態で、納得できる学校を選んでください。