
フォルケホイスコーレ(以下、フォルケ)は、デンマーク発祥の全寮制の学校です。試験も成績もなく、18歳以上なら誰でも入学できる自由な学びの場として、日本でも注目が高まっています。一方で、実際に行った人からは「これは出発前に知っておきたかった」という声も少なくありません。この記事では、フォルケに行く前に押さえておきたい注意点を、費用・手続き・語学・生活の4つの視点から整理します。
フォルケの注意点をまず知っておくべき理由
フォルケは一般的な語学留学や大学留学と仕組みが大きく異なります。入学のハードルが低いぶん、「調べずに行っても何とかなる」と思われがちですが、ビザや費用の準備には数か月単位の時間がかかります。注意点を先に知っておくことで、出発直前に慌てたり、現地でギャップに悩んだりするリスクを減らせます。
費用に関するフォルケの注意点
学費の相場は学期でまとめて支払います
フォルケの学費には、授業料だけでなく寮の宿泊費と食費が含まれています。相場の目安は次のとおりです。
- 春学期(1月〜6月頃): 52,000〜58,000デンマーククローネ(約130万〜145万円)
- 秋学期(8月〜12月頃): 43,000〜52,000デンマーククローネ(約110万〜130万円)
月あたりに換算すると約8万〜15万円が目安です。学校によって金額に幅があるのは、学期の長さやスタディトリップ(研修旅行)が含まれるかどうかが影響しています。【要確認: 最新の為替レートでの円換算額】計算時期によって値段が変わっています。現在は円安の影響で日本円だと値段の負担額が大きくなっています。
学費以外にかかるお金も忘れずに準備します
学費のほかに、往復航空券、海外旅行保険、ビザ申請料、おこづかいなどが必要です。特に海外旅行保険はビザ申請の要件にもなるため、削れない出費として最初から予算に入れておくと安心です。
実は日本の方はデンマークのワーキングホリデーの申請料は無料ですが、学生ビザはお金がかかります。
手続きに関するフォルケの注意点
3か月以上の滞在にはST1(学生ビザ)が必要です
デンマークに3か月以上滞在する場合は、ST1と呼ばれる学生ビザ(滞在許可)の申請が必要です。おおまかな流れは次のようになります。
- 学校から入学の同意を得る
- 授業料・寮費・食費の支払いを済ませる
- 学校側がST1の必要事項を記入する
- 残りを自分で記入して申請を完了する
滞在開始予定日の6か月より前に申請すると却下される可能性が高い点にも注意が必要です。支払いを終えてからでないと申請が進まないため、資金計画とスケジュールはセットで考えます。
現地到着後はCPRナンバーを登録します
3か月以上滞在する場合、現地の役所でCPRナンバー(個人識別番号)の登録が必要です。CPRナンバーは医療などの公的サービスを受けるために欠かせないもので、多くの学校が手続きをサポートしてくれます。
学校についてから学校側のサポートも受けつつCPRナンバーを取得してください。
語学と授業に関するフォルケの注意点
必要な英語力は「日常会話レベル」が目安です
英語で授業を行う学校であれば、日常会話レベルの英語力があれば参加できます。試験のスコアは基本的に求められません。ただし、授業そのものよりも、休み時間や食事中の雑談についていくほうが難しいという声が多くあります。英語に不安がある場合は、英語サポートや初級クラスのある学校を選ぶのも1つの方法です。
デンマーク語のみの学校もあります
すべての学校が英語対応というわけではなく、授業をデンマーク語のみで開講している学校も多くあります。申し込み前に、希望するコースが何語で行われるかを必ず確認します。
生活面のフォルケの注意点
寮生活はプライベートの時間が少なめです
フォルケは全寮制で、食事も授業も共同生活が基本です。人との距離が近い環境はフォルケの最大の魅力ですが、1人の時間がないと疲れてしまう人にとっては消耗する要因にもなります。1人部屋の有無は学校によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
冬の暗さは想像以上です
デンマークの冬は日照時間が短く、天気の悪い日が続きます。冬学期に参加する場合は、ビタミンDのサプリメントや明るい色の服など、気分を保つ工夫を準備していくことをおすすめします。
まとめ: フォルケの注意点を押さえて後悔のない留学にします
フォルケに行く前に知っておきたい注意点は、費用は学費以外も含めて見積もること、ST1ビザは支払い完了後にしか申請できないこと、英語力は日常会話レベルを目安にすること、そして寮生活と冬の暗さへの心構えです。どれも事前に知っていれば対策できるものばかりです。準備を整えて、フォルケでの時間を最大限に楽しんでください。
大学を休学してフォルケホイスコーレに留学したManaさんのインタビュー記事はこちら
社会人として日本での生活を一度ストップしてフォルケホイスコーレに来たNaoさんの記事はこちら









