
デザインツールFigmaの年次カンファレンス「Config 2026」。
今年もサンフランシスコで開催され、Keynoteの配信に合わせて世界各地のコミュニティが集まる「ウォッチパーティー」が同時開催されました。コペンハーゲン会場に、デンマーク在住の筆者が実際に参加してきました。この記事では、会場の様子やスワッグ、現地デザイナーとの交流から見えてきたデンマークのデザインコミュニティのリアルをレポートします。
Figma Config 2026とウォッチパーティーとは
Configは、Figmaが年に1度開催する世界最大級のデザインカンファレンスです。2026年は6月23日〜25日(現地時間)にサンフランシスコで行われ、新機能の発表が世界中にライブ配信されました。
このライブ配信をみんなで観るイベントが「ウォッチパーティー」です。Figmaの公式ユーザーコミュニティ「Friends of Figma」の各都市チャプターが主催していて、2026年は東京・大阪・名古屋・福岡など日本の各都市でも開催されています。参加は基本的に無料です。

コペンハーゲンのConfigウォッチパーティー概要
- 開催日時: 2026年6月24日(水)17:00〜20:30
- 会場: Knowit(Nyropsgade 41)のオフィス。コペンハーゲン中心部です
- 主催: Friends of Figma Copenhagen(会場パートナー: Knowit)
- 参加費: 無料(事前RSVP制)
- 参加者: 約40名
会場のKnowitは北欧で展開するコンサルティング会社です。建物の外にはConfigのポスターが貼られていて、受付前でもConfigのポスターとKnowitのロゴが迎えてくれました。

当日のスケジュール
- 17:00 受付開始、ドリンクとスナック
- 17:30 Friends of Figma CopenhagenとKnowitからのウェルカムトーク
- 18:00 Config Keynoteのライブ視聴
- 19:20 視聴終了、ネットワーキング
- 20:30 イベント終了
ドリンクと一緒に、直径15センチほどのミニピザが大量に用意されていて、食べながら気軽に話せる雰囲気でした。

会場でもらえたConfigスワッグ
- Config公式のキャップ
- シルバーのステッカー
- Friends of Figma Copenhagenオリジナルのポストカード
さらにトートバッグが数量限定で用意されていて、参加者の中から抽選で数名にプレゼントされていました。

Configウォッチパーティーに参加して感じた3つのこと
1. 同僚グループでの参加が主流でした
印象的だったのは、同じ会社の同僚4〜5人のグループで参加している人が多かったことです。グループで来た人たちは会社の仲間同士で話したり近くに座ったりすることが多く、積極的に初対面の人とつながる「ネットワーキングの場」という雰囲気は控えめでした。
筆者は東京のデザインイベントにも参加してきましたが、東京では1人で参加して、会場でたまたま同僚を見つけて「あ、いたんだ」と話し始めるパターンのほうが多い印象です。同じウォッチパーティーでも、参加のスタイルに違いが出るのはおもしろい発見でした。
2. デンマークにはITデザイナーのコミュニティが意外と少ない
当日は7〜8人と直接話しました。UXデザイナーやUIデザイナーが中心で、グラフィックデザイナーの方もいました。驚いたのは、ほとんどの人が「普段この種のイベントには参加していない」と話していたことです。デンマークではITデザイナーが集まるコミュニティ自体がまだ少なく、「こういう機会はレアなんだよね」と口をそろえていました。
デンマークは編みものやランニングなど、趣味のコミュニティ文化がとても豊かな国です。それなのにデザイナー界隈のコミュニティは意外と形成されていないというのは、住んでみて初めて知る発見でした。
3. 「仕事は人のつながりから」を実感しました
参加者の中には、コネクションを求めて参加している学生や求職中の方もいました。中には、このイベントのためにスウェーデンのマルメから国境を越えて来た方も。デンマークでは人のつながりを通じて仕事を見つけるのが主流で、ネットワークがない状態での仕事探しは難しいと言われています。筆者も今後こうしたイベントには定期的に顔を出していきたいと感じました。
もうひとつ印象的だったのが、サンフランシスコから観光で来ていて「たまたまタイミングが合ったから」と参加していた方です。昨年は本場サンフランシスコのConfigに現地参加して、今年は旅行先のコペンハーゲンでウォッチパーティーに参加する。どこにいても学びに行くハングリーな姿勢に刺激を受けました。
すべて英語で進行、旅行者でも参加しやすい
受付からウェルカムトーク、Keynoteの配信まで、イベントはすべて英語で完結していました。同僚同士でデンマーク語で話しているグループはありましたが、デンマーク語ができなくても困る場面はありません。実際に観光でコペンハーゲンに滞在中の方も参加していて、在住者でなくても参加しやすいオープンな雰囲気でした。
Configウォッチパーティーに参加する方法
Friends of Figmaの公式サイトから最寄りの都市チャプターに参加して、イベントページでRSVPするだけです。参加は無料です。日本でも東京・大阪・名古屋・福岡などでウォッチパーティーが開催されているので、海外のイベントはハードルが高いという方は、まず日本の会場から体験してみるのがおすすめです。
まとめ: Configウォッチパーティーはデンマークのデザイン界への入口でした

コペンハーゲンのConfig 2026ウォッチパーティーは、Keynoteを観るだけでなく、デンマークのデザインコミュニティの空気を肌で感じられる貴重な機会でした。
同僚グループ中心の参加スタイル、意外と少ないデザイナーコミュニティ、人のつながりで仕事が動く文化。どれも住んでいるだけでは見えにくいリアルです。
コペンハーゲンのデザインイベントについては、北欧最大のデザインイベント「3daysofdesign」のレポートもあわせてどうぞ。


