MobilePayが「Vipps」に名称変更|2027年1月12日から何が変わる?

北欧5か国でVippsに統一 MobilePayが「Vipps」に名称変更

デンマークで暮らしていると、カフェの支払いも友人との割り勘も、ほとんどが「MobilePay(モバイルペイ)」で済んでしまいます。そのMobilePayが、2027年1月12日から「Vipps(ヴィップス)」という名前に変わることが発表されました。

留学やワーキング・ホリデーなどの一時的な滞在でも、CPRナンバーを取得して銀行口座を開設したタイミングで、MobilePayもあわせて使い始めた人は多いと思います。この記事では、MobilePayの名称変更はいつからなのか、ユーザーは何かする必要があるのか、そしてなぜ名前を変えるのかを、公式発表をもとにまとめます。

MobilePayの名称変更はいつから?2つの段階で切り替わります

MobilePayからVippsへの切り替えは、2段階で進みます。

  • 2026年10月6日:アプリのアイコンが、Vippsの「スマイル」マークに変更
  • 2027年1月12日:アプリの名前が、MobilePayからVippsに変更

つまり、すでにスマートフォンのホーム画面ではアイコンが変わっていて、名前だけが年明けまでMobilePayのまま、という状態です。「アイコンが急に笑顔のマークになった」と驚いた人もいるかもしれませんが、見間違いではありません。

Smartphone screen displaying a payment icon transitioning via an arrow to a smiling face icon.

デンマークでは青色のまま

名前とロゴは変わりますが、デンマークとフィンランドでは、MobilePayでおなじみの青色はそのまま引き継がれます。もともとVippsが使われてきたノルウェーとスウェーデンでは、これまでどおりオレンジ色です。同じVippsでも、国によって色が違う形になります。

MobilePayユーザーがやるべきことは?基本的には何もしなくて大丈夫です

公式の発表によると、今回の名称変更でユーザーが何か手続きをする必要はありません。変更は自動的に反映されます。

名称変更後も変わらないもの

  • アプリの機能や使い方
  • 登録している連絡先
  • 支払いの契約(定期的な引き落とし設定など)
  • これまでの支払い履歴
  • 料金体系
  • デンマーク語のカスタマーサービス

銀行口座やカードを登録し直したり、アプリを入れ直したりする必要はありません。ただし、名前が変わるのはアプリの中だけではなく、お店のレジ横の表示や、友人とのやりとりで使う呼び方も、少しずつ「Vipps」に置き換わっていくはずです。「Vippsで払って」と言われたら、それは今までのMobilePayのことだと覚えておくと安心です。

デンマークの電話番号がないとMobilePayを使い始めるのは難しいため、これから渡航する人はデンマークのSIMカード完全ガイドもあわせて参考にしてください。

なぜMobilePayはVippsに名前を変えるのか?北欧で名前を統一する背景

2022年にノルウェーのVippsと合併

MobilePayはもともとデンマーク生まれの決済アプリで、フィンランドでも使われてきました。一方のVippsは、ノルウェーで広く使われている決済アプリです。この2つは2022年に統合し、「Vipps MobilePay」という1つの会社になりました。

統合後、裏側の技術やサービスは1つのアプリにまとめられてきましたが、利用者から見える名前は国ごとに「MobilePay」と「Vipps」の2つのままでした。今回の変更で、その名前がVippsに一本化されます。

グリーンランドを含む北欧5か国でVippsに統一

新しい名前の対象となるのは、デンマーク、フィンランド、グリーンランド、ノルウェー、スウェーデンの5か国です。デンマークで使われてきたMobilePayは、グリーンランドでも同じようにVippsへと名前が変わります。

利用者の数は北欧全体でおよそ1,300万人。そのうちデンマークのMobilePayユーザーは約480万人、フィンランドは約300万人とされています。デンマークの人口がおよそ600万人であることを考えると、ほとんどの人が使っているアプリと言えます。

「規模が大切」という狙い

Vipps MobilePayのCEOは、北欧で強い1つのプレーヤーになるためには、すべてを1つの名前のもとにまとめるのが理にかなっている、という趣旨の説明をしています。世界的な大手テック企業の決済サービスと競争していくために、ブランドを1つにして存在感を高める狙いがあるようです。

まとめ:MobilePayは2027年1月12日からVippsへ

デンマークの生活に欠かせないMobilePayは、2026年10月6日にアイコンが変わり、2027年1月12日に名前が「Vipps」へ変わります。ノルウェーのVippsと2022年に統合したことを受けて、グリーンランドを含む北欧5か国で名前を統一する動きです。

ユーザー側の手続きは基本的に不要で、機能や履歴もそのまま使えます。留学やワーキング・ホリデーでデンマークに滞在している人も、アプリの見た目と呼び方が変わるだけと考えて大丈夫です。デンマークを離れる予定がある人は、デンマーク帰国前にやることまとめもあわせて確認しておくと安心です。