
コペンハーゲンで美術館巡りを楽しむなら
コペンハーゲンとその近郊には、世界的に評価の高い美術館がいくつも点在しています。今回は、実際にデンマークで生活しながら何度も足を運んでいる立場から、満足度が高かった美術館を4つ厳選して紹介します。それぞれ雰囲気や得意分野が異なるので、旅程や興味に合わせて選んでみてください。
1. ルイジアナ近代美術館(Louisiana Museum of Modern Art)

コペンハーゲンの美術館というと、まず名前が挙がるのがルイジアナ近代美術館です。コペンハーゲン中央駅から電車で約35分、フムレベック駅から徒歩10分ほどの場所にあります。
建築と庭園、海を望む立地の美しさ
ルイジアナの魅力は展示だけではありません。建物自体の設計が非常に美しく、庭園に置かれた彫刻作品や常設展も見応えがあります。天気の良い夏に訪れると、美術館の正面がそのまま海になっていて、絶好の景色が広がります。夏は夜まで明るいため、レジャーシートを広げてピクニックをしたり、子供連れの家族が芝生で遊んでいたりする光景をよく見かけます。
一番のおすすめは館内のカフェレストラン

展示と同じくらいおすすめしたいのが、館内にあるカフェレストランです。空いている席に自由に座り、テーブルに置かれたメニューを見ながら待っていると、店員が注文を取りに来てくれて、その場で会計をするスタイルです。先日訪れた際、ランチとコーヒー、ケーキを注文したところ、コーヒーとケーキのほうが先に運ばれてきて驚いたことがありました。ケーキは梨とチョコレートを組み合わせた一品で、デンマークではあまり見かけない上品な味わいでした。一緒に行った友人はチキンカレー味のサンドイッチを注文していて、こちらもデンマークらしい定番の一品です。
訪れる前に開催中の展示を確認するのがおすすめ
ルイジアナでは、企画展がおおよそ3本ほど同時に開催されており、時期によって内容が大きく変わります。個人的に興味が持てない内容の回もあるので、訪問前に公式サイトなどで開催中の展示テーマを確認しておくと、より満足度の高い時間を過ごせます。
2. アルケン近代美術館(ARKEN Museum of Contemporary Art)
コペンハーゲン南部のイスホイにあるアルケン近代美術館も、ルイジアナと並んで人気の高い現代美術館です。コペンハーゲン中央駅からS-train(Eライン)でイスホイ駅まで約16分、そこからバスで5分ほど、または海沿いの遊歩道を歩いて25分ほどでアクセスできます。
満足度は展示内容に左右されやすい
アルケンも企画展の内容によって満足度が変わりやすい美術館です。事前に展示内容を調べずに訪れた際は、あまり楽しめなかった経験があります。ルイジアナと同様に、訪問前に開催中の展示テーマを確認しておくことをおすすめします。
3. ニューカールスベア・グリプトテーク(Ny Carlsberg Glyptotek)

旅行の日程に余裕がなく、1つだけ美術館に行きたいという場合にまずおすすめしたいのが、ニューカールスベア・グリプトテークです。チボリ公園のすぐ隣、コペンハーゲン中央駅から徒歩圏内という好立地が魅力です。
彫刻作品を中心とした見応えのある展示
入館料はやや高く感じるかもしれませんが、彫刻作品を中心とした展示内容は非常に充実しています。
ボタニカルガーデンのようなカフェも必見
個人的にお気に入りなのが、館内にあるカフェです。まるで植物園のような空間で、ここでケーキを食べてお茶をするだけでも幸せな気分になれます。展示をじっくり見る時間がなくても、カフェだけ立ち寄る価値があると感じています。
4. オードロップゴーミュージアム(Ordrupgaard)

家具好き、特にデンマークを代表する家具デザイナーであるフィン・ユールに興味がある方には、オードロップゴーミュージアムをおすすめします。コペンハーゲン郊外の閑静な高級住宅エリアに位置していて、隣にはフィン・ユール自身が設計した自邸(フィン・ユールの家)もあります。
フィン・ユールの自宅もあわせて見学できる

フィン・ユールの家の見学にはガイド付きツアーへの参加が必要で、入館料は別途かかります。家具好きであれば、ミュージアム本体とセットで訪れる価値が十分にあります。
森に囲まれた静かな環境で印象派絵画を堪能

オードロップゴーミュージアムは森に囲まれた立地にあり、建物のデザインも印象的です。常設のコレクションにはモネやルノワール、ゴーギャンといったフランス印象派の絵画が含まれていて、静かな空間でじっくりと鑑賞できます。訪れたときは、他の3つの美術館と比べて来場者が少なく、落ち着いて過ごすことができました。少し郊外にあってアクセスに不安を感じるかもしれませんが、周辺エリアを散策する郊外プランとあわせて訪れるのもおすすめです。
4つの美術館の基本情報
- ルイジアナ近代美術館:
https://louisiana.dk/en/plan-your-visit/opening-hours/
入館料145デンマーククローネ(学生120デンマーククローネ)、火〜金11:00〜22:00、土日11:00〜18:00、月曜休館 - アルケン近代美術館:
https://www.arken.dk/en/information
入館料150デンマーククローネ(学生130デンマーククローネ)、18歳未満無料、火・水・金11:00〜17:00、木11:00〜21:00、土日10:00〜17:00、月曜休館 - ニューカールスベア・グリプトテーク:
https://glyptoteket.dk/
27歳以上150デンマーククローネ、18〜26歳120デンマーククローネ、18歳未満無料、毎月最終水曜日は無料、火〜日10:00〜17:00(木曜は21:00まで)、月曜休館 - オードロップゴーミュージアム:
https://museumordrupgaard.dk/
入館料120デンマーククローネ(学生100デンマーククローネ)、18歳未満無料、フィン・ユールの家は別途75デンマーククローネ、火〜金13:00〜17:00、土日11:00〜17:00
【要確認: 料金や開館時間は改定される場合があるため、訪問前に各美術館の公式サイトで最新情報を確認してください】
まとめ
今回紹介した4つの美術館は、それぞれ異なる魅力を持っています。
世界的な知名度と海沿いの立地を楽しみたいならルイジアナ近代美術館、じっくり現代アートに向き合いたいならアルケン近代美術館、時間が限られているならアクセスの良いニューカールスベア・グリプトテーク、
家具や静かな空間を楽しみたいならオードロップゴーミュージアムがおすすめです。
コペンハーゲン滞在中の予定に合わせて、ぜひ足を運んでみてください。


