
フォルケホイスコーレに行きたいと思ったとき、「英語力はどれくらい必要なんだろう?」と不安になる人は多いはずです。
- TOEICは必要?
- 英語が得意じゃないけど大丈夫?
- ついていけなかったらどうしよう
この記事では、フォルケホイスコーレに実際に必要な英語力について、現実的な視点で解説します。
結論から言うと、英語は完璧である必要はない。 でも、準備は絶対にしたほうがいい。
TOEICは必要?スコアは関係ある?
フォルケホイスコーレに入学するために、TOEICやIELTSの提出は基本的に必要ありません。
しかし、「スコアがいらない」=「英語ができなくていい」という意味ではありません。
TOEICはあくまで目安です。600点あれば大丈夫、という明確な基準はありません。
実際、スコアがなくても話せる人はいますし、スコアが高くても話せない人もいます。ヨーロッパ出身の留学生でも話すのはほぼ完璧でも英語で文章を書くのは難しく文法が全然分かっていない人もいました。大事なのは、実際に会話できるかどうかです。
フォルケに最低限必要な英語力とは?
① 自分の意思を英語で言えること
難しい単語は必要ありません。中学英語レベルで構いません。
- I don’t understand.
- Could you explain again?
- I think…
- I want to say something.
こういった自然な表現が自然に出てくるかどうか。これが大事です。
筆者の個人的なおすすめは「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のような学習本を利用して英語を話すトレーニングをすることや独り言で英語を話す癖を作るのもおすすめです。

② 会話の流れを大まかに理解できること
完璧に聞き取る必要はありません。
でも、「今何について話しているのか」が分かるレベルは必要です。
YouTubeやドラマを見て、話の流れが理解できるかどうか。これが一つの目安になります。
ただし、内容によって難易度は大きく違います。
ニュース番組は難しいですが、シットコム(例:『フレンズ』など)のような日常会話系は良い練習になります。
実際、シットコムを繰り返し見ることで、
- 会話のテンポ
- 相づちの打ち方
- 冗談の言い回し
を学ぶことができます。筆者自身もFriendsシリーズを合計3周しています。
英語が足りないとどうなる?
フォルケホイスコーレは、対話中心の教育です。
英語が足りないと、
- ディスカッションに参加できない
- 周囲に翻訳してもらう
- 孤立感を感じる
という状況になりやすいです。
実際、日本人の中には授業が理解できず夜に泣いていたり、話しかけられても反応できなかった。という人もいました。もちろん周囲は助けてくれます。
でも、常に誰かに頼らなければならない状態は、留学先といういつもと違う環境で精神的にきついです。
英語ができても困ることはある
英語力があっても下記のような状況はあります。
- スラングが分からない
- ブラックジョークが理解できない
- みんなが笑っている理由が分からない
教科書英語だけでは足りません。
だからこそ、日常会話に触れることが大事です。わからない時に意味を聞いて怒られることはありません。積極的に質問していきましょう。
英語はあくまで「ツール」
ここで誤解してほしくないのは、
英語はあくまでコミュニケーションツールだということです。
フォルケで本当に大事なのは、
- 人と人との対話
- 自分の考えを共有すること
- 相手を理解しようとする姿勢
パッションがあれば、ボディランゲージ、表情、ジェスチャーなどで伝えることはできます。完璧な英語である必要はありません。
時間がかかってもシンプルな英語で伝わります。
それでも「準備」は必要
「英語はツールだから大丈夫」と言って、準備せずに行くのはおすすめしません。
フォルケに行くと決めたなら、出発までにできることはたくさんあります。
例えば:
- 毎日30分話す習慣を作る
- オンライン英会話を継続する
- 雑談力を鍛える
- 英語のドラマや映画を日本語字幕なしで繰り返し見る
英語は筋トレに近いです。毎日少しでも口にだす練習をするだけで大きく変わります。
筆者は行くと決めた日からオンライン英会話ネイティブキャンプなどを、1年間ほぼ毎日30分やっていました。常に勉強というよりは雑談気分でもいいから英語を話す環境を自分で作ることにコミットすることで安心したかったのかもしれません。
お金を英語に投資するのは、カフェで飲み物を2回程度我慢すれば良いだけです。かなりコスパの良い自分への投資だと思います。
デンマーク語コースの場合は?
フォルケホイスコーレの多くはデンマーク語がメインです。
英語コースを設置している学校もありますが、
- デンマーク語中心+英語サポート(同時翻訳ヘッドフォンの支給)
- 生徒が翻訳してくれるスタイル
など学校ごとに違いがあります。事前に確認できるのでメールなどで問い合わせをしてみましょう。
デンマーク語コースに参加する場合でも、英語が共通語になる場面は多くあります。筆者自身もデンマーク語講座を学校で受講していましたが、授業の基本は全てデンマーク語で説明されます。
私のセメスターは事前にメールでデンマーク語の基礎コースがあるか確認をしていたのですが、オリエンテーションで「Intensiv dansk」しかない&基礎ができている人が対象と発表され、慌ててデンマーク語担当の先生に事前に確認してデンマーク語を学ぶつもりでこの学校に来たがビギナーでも参加可能か掛け合いました。
結果、自分以外のデンマーク語講座の受講者がグリーンランド人しかおらず、基礎がないのが私だけの状態でした。しかし、そんな中でもわからないと伝えれば英語で分かるように説明をしてくれたりとかなりサポートしてもらえました。
結論:フォルケに必要なのは「最低限+姿勢」
フォルケホイスコーレに必要なのは、
- 中学英語レベルで意思表示できること(英語はできればできるだけ得るものが多い)
- 会話の流れを理解できること
- 分からないと言える勇気
英語は完璧である必要はありません。
でも、準備をしていない状態で行くと、確実に苦労します。
挑戦するなら、出発日までにどれだけ準備できるか。それがフォルケ生活を大きく左右します。得られるものを短い滞在時間の間に増やすためにも英語力は必要と考えましょう。


