
2026年3月現在、中東情勢とヨーロッパ便への影響
2026年3月3日現在、アメリカとイスラエルがイランに対して攻撃を開始し、中東情勢が急激に不安定になっています。
その影響を受け、カタール航空やエミレーツ航空など、中東を代表する航空会社の多くのフライトがキャンセルとなっています。
日本からヨーロッパへ向かう予定だった人。
ヨーロッパから日本へ帰国予定だった人。
特に留学やワーキングホリデーなど、長期滞在を控えている人にとって、突然の欠航は非常に大きな問題になります。
外務省からは以前より注意喚起が出ていましたが、「自分の出発日までは大丈夫だろう」と思って予約している人も多いはずです。
けれど、世界情勢は個人ではコントロールできません。だからこそ、高額な航空券の選び方はとても重要です。
中国や中東経由ルートが人気だった理由
ここ数年、中国や中東経由でヨーロッパへ向かう便はとても人気がありました。
通常、日本から北欧へ向かう場合、フィンエアーやヨーロッパ系航空会社の北極圏ルートではエコノミーでも往復預け入れ荷物を入れて25万円以上かかることも珍しくありませんが
例えば、中国系航空会社を利用すると、
・ロシア上空を飛行できる
・中国で乗り換えが必要だが、飛行時間が比較的短い
・価格が10万円台/10万円以下で購入できる
というメリットがありました。
同じヨーロッパ行きでも、「安い」選択肢だったのです。
そのため、フォルケホイスコーレへ向かう生徒の中にも、このルートを選んでいる人は少なくありませんでした。
実際に起きたフライトキャンセル
私がフォルケホイスコーレに滞在していた時期にも、航空会社が大きく動いた出来事がありました。
高市政権が発足したタイミングでの発言をきっかけに、中国から日本へのフライトが多くキャンセルされたことがあったのです。
中国経由でヨーロッパへ向かう便を取っていた生徒は、急遽フライトがキャンセルとなり、別の航空券を買い直さなければなりませんでした。
結果として、
・安く購入したチケットは無効
・直前価格で20万円以上の別ルートを購入
・出発前に大きな精神的負担
という状況になりました。
中国経由が必ずしも危険というわけではありません。
ただ、政治的な影響を受けやすい地域や外交関係に左右されやすいルートには、一定のリスクがあるということです。
2026年3月現在のおすすめルートの考え方
正解はありません。
ただ、現在の中東情勢を考えると、ドバイやドーハ経由の中東ルートは情勢の影響を受けやすい状況です。
そのため現時点では、
・フィンエアー(フィンランド経由)
・SAS(スカンジナビア航空)
など、北極圏を通過するヨーロッパ便を選ぶ方が比較的安定していると言えるでしょう。
これらのルートは価格が高めになる傾向がありますが、
・情勢リスクが比較的低い
・ヨーロッパ内で代替便を見つけやすい
・サポート体制が整っている
という安心材料があります。
航空券は「安さ」だけで決めない
留学やワーキングホリデーは、人生の大きな挑戦です。
そのスタート地点でトラブルが起きると、心にもスケジュールにも大きな影響が出ます。
もちろん、できるだけ安く抑えたい気持ちは自然なことです。
でも、
・世界情勢を事前にチェックする
・外務省の渡航情報を確認する
・経由地の政治状況を見る
・キャンセル時の対応や補償内容を確認する
こうした視点も持っておくことが大切です。
少し高くても、安心して出発できるルートを選ぶ。
それもまた、賢い選択の一つだと思います。
旅行保険は絶対確認
航空券を購入する際に利用するクレジットカードにも無料で渡航時からの3ヶ月の保証が付いている場合が多いですが、
クレジットカードを作ったタイミングから時間が空いていたりすると保障内容が知らぬ間に(確認していない間に)更新されていて思っていた保証が付いていないなどのことがあります。
急いで航空券を購入したいタイミングはあると思いますが、後で大変なことにならないように事前にクレジットカードのホームページを確認しましょう。
また、航空券やホテルを予約する際はいつまでキャンセルが無料でできるかも確認しましょう。
安心して海外旅行に行けることを願っています。


