
フォルケホイスコーレに通ったあと、そのままデンマークで生活を続けたいと考える人は少なくありません。実際に私の周りでも、学校を卒業したあとにワーキングホリデーをスタートし、そのままデンマークに残る人が多くいました。
しかし、そのときに多くの人が直面するのが「家探し」です。
特にコペンハーゲンやオーフスなどの都市ではアパートを見つけるのが簡単ではなく、想像以上に時間がかかることもあります。そのため、フォルケホイスコーレを卒業したあとにデンマークで生活を続けたい場合は、早めに家探しを始めることがとても大切になります。
この記事では、フォルケホイスコーレ卒業後にデンマークで家を探す際に知っておきたいポイントや、実際に感じた家探しのリアルについて紹介します。
家探しは卒業の1〜2ヶ月前から始める人が多い
フォルケホイスコーレ卒業後にデンマークで生活を続ける場合、多くの人は卒業の1〜2ヶ月前から家探しを始めます。
その理由の一つが、内見です。
デンマークではオンラインだけで契約するのではなく、実際に部屋を見に行ってから決めるケースが一般的です。そのため、フォルケホイスコーレに通っている間の週末を使って、都市まで移動して内見をする人が多くいます。
もし、今デンマークにいない状態で部屋探しをしている方、少し待ってください!最初少しホテルやAirbnb暮らしになったとしても絶対に内見に行った方が良いです!結構な頻度で内見に行かなかった人がトラブルにあっています。
フォルケホイスコーレは都市部ではなく、比較的田舎にある学校も多いため、コペンハーゲンやオーフス、オーデンセなど、自分が住みたい都市まで移動する必要があります。
また、卒業直前の週末になると、友人たちと最後の時間を過ごしたいと考える人も多くなります。そのため、少し余裕を持って早めの時期から家探しを始める人が多い印象でした。
デンマークの家探しで重要な「CPRナンバー登録」

デンマークで長期的に生活する場合、とても重要になるのが CPRナンバーです。
CPRナンバーは日本でいうマイナンバーのような個人番号で、医療サービスや行政手続きなど多くの場面で必要になります。
フォルケホイスコーレに通っている間は学校の住所で住民登録されていますが、卒業後に住む場所が変わる場合は住所変更をする必要があります。
ここで重要になるのが、その住居が CPRナンバー登録可能かどうかです。
実際に家探しをしていると
CPR registration possible
CPR not allowed
といった表記を見ることがあります。
CPR登録ができない物件の場合、その住所に住民登録をすることができません。そのため、長期滞在を予定している場合は CPR登録可能な住居を探すことがとても重要になります。
住所変更はMitIDを使ってオンラインで行う
デンマークでは住所変更の手続きはオンラインで行うことができます。
下記アドレスから確認してください。
Change address
When you move within Denmark or move abroad, you need to inform the authorities Change addressWhen you move within Denmark or move abroad, you need to inform the authorities
MitID(デンマークのデジタルID)を使って、インターネットから住所変更を申請します。 転居の4週間前から住所変更を届出できます。また、転居後5日以内に届出を行う必要があります。
住所変更が完了すると、その地域のホームドクターを選択できるようになります。
デンマークでは、体調が悪いときはまずホームドクターに診てもらう仕組みになっています。そのため、住んでいる地域に合わせてホームドクターを登録する必要があります。
イエローカードは住所変更後に再発行される
デンマークに住民登録をすると、健康保険証のような イエローカードが発行されます。
学生ビザやワーキングホリデービザでデンマークに住み始めた時点で、このカードはすでに発行されています。
しかし、別の都市に引っ越して住所変更をすると、新しい住所とホームドクターが記載されたイエローカードが再発行されます。
そして新しいカードは登録した住所に郵送されます。
私が経験したイエローカードのちょっとしたトラブル
これは少し細かい話ですが、私自身が経験したこととして共有しておきます。
私は住所変更の申請を土曜日に行いました。
デンマークの住所変更では、まず申請を行うと家主に通知が届き、その家主が「この人がこの住所に住むことを承認する」という手続きを行います。
そしてその承認が完了すると、次のステップとしてホームドクターを選択する画面に進めるようになります。
しかし私の場合、週末だったこともあり、家主の承認がすぐには行われませんでした。
その間に自治体側の処理が進んでしまい、ホームドクターを変更していない状態のままイエローカードの発行処理が進んでしまいました。
その後、家主の承認が完了したので、私は自分の住んでいる地域のホームドクターに変更しました。
すると、自治体のシステム上では
「すでにカードは発行済み」
という扱いになっていたため、新しいイエローカードを再発行する必要があるという状態になりました。
イエローカード再発行には40DKKかかった
結果として、新しいイエローカードを発行するために 40DKK(約1000円弱) を支払いました。
支払いは MobilePay を通して行いました。
金額としては大きなものではありませんが、もし住所変更からホームドクター選択までスムーズに進んでいれば、この費用はかからなかった可能性があります。
そのため、もし同じような手続きをする場合は、平日に住所変更の申請をする方がスムーズに進む可能性があると思います。
これはすべての人に起きるケースではないと思いますが、私自身の経験として参考までに共有しておきます。
住所変更の手続きは意外と難しかった
周りの人からは「住所変更は簡単だよ」と言われていましたが、私自身は少し難しく感じました。
そのため最終的には、デンマーク人の友人にサポートしてもらいながら手続きを進めました。
もし手続きに不安がある場合は、デンマーク語が分かる人や、経験のある人にサポートしてもらうと安心だと思います。
まとめ
フォルケホイスコーレ卒業後にデンマークで生活を続ける場合、家探しはとても重要なステップになります。
特にコペンハーゲンなどの都市ではアパートの競争率が高いため、卒業の1〜2ヶ月前から家探しを始める人が多い印象があります。
また、家探しの際には
・CPR登録が可能な住居かどうか
・住所変更の手続き
・ホームドクターの変更
といった点にも注意が必要です。
少し複雑に感じる部分もありますが、早めに準備をしておくことでスムーズに新しい生活をスタートできると思います。
これからフォルケホイスコーレに通う予定の方や、卒業後にデンマークで生活を続けたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。


